「モリーズ・ゲーム」 ☆10

 

 

お前への愛を見つめ直すことは

宇宙の大きさを想像するのに等しい

 

 

いいこともあったか?

特にない

でも心強いことを学んだ

私は しぶとい

チャーチルは言った

”成功とは 失敗から失敗へ情熱を失わずに進むこと”

私は もう後には引けない

 

 

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今回は、「モリーズ・ゲーム」を紹介します。

 

 

 

監督は、アーロン・ソーキン

初監督作品です。

 

 

主演は、ジェシカ・チャステイン

モリー・ブルームを演じました。

厳しい父の元、スキー選手として育てられ、オリンピックまであと少しというところ、事故で引退。クラブで知り合った男とポーカーゲームの運営を行い、大金を得る。

「インター・ステラー」「オデッセイ」「ゼロ・ダーク・サーティ」「女神の見えざる手

 

 

彼女の父親役を、ケビン・コスナー

「ダンス・ウィズ・ウルブス」

 

 

彼女の弁護士チャーリー役を、イドリス・エルバ

マイティ・ソー」「アベンジャーズ」「マンデラ 自由への長い道」

 

 

 

あらすじ

ポーカー運営で大金を手にしたモリーは、FBIに捕まり、弁護士であるチャーリーに弁護を依頼する。チャーリーは彼女が出版した本、彼女の話から真実に近づいていく。

 

 

 

 

感想

久しぶりの☆10。

最高の作品に出会えました。

今年のランキングに入ってくるでしょうね。

過去(幼少期からポーカー運営時代)と現在(主にチャーリーとの会話)を交互に展開していく、時間が進むにつれて事実が明らかになってくる構成です。

こういう構成の映画は、最初の情報が少ないので面倒になってすぐやめてしまうのですが、「モリーズ・ゲーム」はそんなことを気にせずに観ることができました。

検事に対するチャーリーの言葉や、チャーリーのモリーへの提案シーンなど、良いシーンは多くあるのですが、一番良かったのはスケートリンク近くにベンチでのモリーと父親の会話です。

父親は心理学者です。彼は娘のモリーに無料でセラピーをするといいます。3年分を3分で。方法は、患者何より求めるもの。輝かしい経歴を持つ22歳の女性が、なぜポーカー運営の道へ行ったか。なぜ大金を求めたのか。他にも原因はあるけれど、父親は自分のせいだと言います。モリーの過去が描かれますが、厳しい父親なんですよね。これまでの関係がこのシーンでガラッと変わる。向き合って仲直りですよね。モリーがマフィアに殴られたことをメディアを通して知ったこと(モリーの本だったけ)、相手が憎いと言ったこと、モリーが父親の車を勝手に使ってマクドナルドに突っ込んだ話、このシーンが一番でした。

チャーリーには娘がいるのですが、モリーがチャーリーに検事への言葉のお礼を言った時、娘に言われたと返すシーンも良かったですね。娘がモリーの本を読んで必死に擁護してきたと。

いろんな要素はあるんですが、生き方の話です。それを主に親子というフィルターを通して伝えてきます。

本当に良い映画でした。

2時間半ないくらいかな、少し長いんですが、気になりません。

後半の盛り上がりが格別でした。じわじわきます。

 

 

 

 

今回は、「モリーズ・ゲーム」を紹介しました。

 

 

 

 

 

 

今年観た映画をまとめています。