「エターナル・サンシャイン」 ☆6
良い作品でした。
でも面白くなかった。
今回は「エターナル・サンシャイン」を紹介します。
脚本は、チャーリー・カウフマン。
監督は、ミシェル・ゴンドリー。
主演は、ジム・キャリー。そしてケイト・ウィンスレット。
アカデミー賞を取ってるので脚本は良かったですよ。
すごい良い内容でそれがもう観る前から分かってるんですよね。
記憶と恋愛っていうワードで想像つきますよね。
でも内容は残念でした。
ジム・キャリーの「トゥルーマン・ショー」や「イエスマン」は最高でしたね。
あらすじ
ジム・キャリー演じるジョエルは、ケイト・ウィンスレット演じる恋人のクレメンタインと仲直りするため、バレンタインのプレゼントを持って彼女の働く本屋へ行きます。
そこで会った彼女はジョエルのことを忘れ、新しい恋人といちゃついています。
喧嘩別れした後、クレメンタインはジョエルの記憶を消す治療を受けます。それを知ったジョエルは自分もクレメンタインの記憶を消そうと同じ治療を受けます。
この物語は、序盤にジョエルとクレメンタインが知り合い、仲良くなる。中盤で記憶の削除を行う、終盤では記憶が消えた後の行動が映される。構成になっています。
仕組みは面白かったです。
しかし、内容はつまらなかったです。
記憶を消すには、消す対象の記憶を時系列に削除していきます。
中盤での削除シーンはジョエルの頭の中が映され、脳内のジュエルが、消えていくクレメンタインをなんとか留めようとしている様子がメインに送られます。
これが楽しめなかった。
家で薬を飲んで寝ているところを作業員が入ってきて記憶の削除を行うのですが、この作業員が邪魔でした。前に出てきすぎ。人の家に来て騒いでいちゃついて。これいる?って思いました。一応彼らのストーリーもあるんですが完全に不要だと思います。興味ないんですよ彼らの関係は。少し繋がりはあっても別の目立たないやり方で良かった。
そこが不満で、ジョエルの脳内の出来事も一気に陳腐化してしまいました。
もっとトーンを落として静かなものにしたら私好みでしたね。
序盤と終盤は好きでした。
中盤は好みが別れるんじゃないでしょうかね。とにかくあいつら邪魔だった。
あとは少し時系列が分かりづらい。
しっかり観たいなら考察要素があるので楽しめますね。
ジョエルとクレメンタインの個性がしっかり出てました。どちらも完璧な人間ではないから自分も相手も傷ついてって。リアルですよね。
良い映画ではありました。楽しめるかどうかは分かりません。
今回は「エターナル・サンシャイン」を紹介しました。