「縞模様のパジャマの少年」 ☆10

 

 

子供にとって音や臭いや視覚で捉えたものがすべてである

 

その裏にある真実に気づくまでは

 

 

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今回は「縞模様のパジャマの少年」を紹介します。

観終わってすぐにこの記事を書いていますが、ずしっと重い塊が私の中に残っています。心に残る作品になりました。評価は☆10です。

 

 

あらすじ

第二次世界大戦中、ブルーノはドイツ兵の父の都合で田舎へ引っ越すことに。

学校へも通えず、暇を持て余したブルーノは部屋の窓から見える農場に興味を持ちます。そこではパジャマを着た変な人たちがいて、ある日ブルーノは家族に見つからないよう敷地を抜け出し農場へ向かいます。フェンスを挟んで向こうには自分と同い年の少年がいました。やがてブルーノは農場へ通うようになります。

 

 

この映画は階段を上がるようにじわじわ緊張感が高まっていきます。

主人公が終盤である行動を思いつくのですが、それを聞いた瞬間から私の頭の中にアラームが鳴り響きました。やめろやめろやめろやめろやめろ……

さらに画面から目が離せなくなりました。最後まで釘付けです。

この映画は良いですよ。本当に。

 

明るい映画ではありません。

でも心に重要な事実が残ります。(映画はフィクションですが背景は事実です。)

忘れてはいけない重要な事実です。

たまたまプライムビデオで次に観る映画を探していて見つけました。観てよかったと思っています。

 

 

 

wikipediaは見ないでください。ストーリーに展開が書かれていましたから。おすすめしません。

調べず観てみてください。

 

 

監督は、マーク・ハーマン。

主演のブルーノを演じたのは、エイサ・バターフィールド

母親役は、ヴェラ・ファーミガ

原作は、ジョン・ボインの小説「縞模様のパジャマの少年」。