「Fukushima 50」 ☆9
よく映画化してくれた。
本当に良い映画だった。
今回は本日公開の「Fukushima 50」を紹介します。
原作は門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五00日」。
監督は、若松節朗。
この映画は
日本で起きた2011年3月11日の大震災において現地で被害を抑えるため奮闘した人々を描く、小説を基にした実話です。
感想
いろんな視点から原発事故は語られています。
当時は民主党政権で、対応について色々言われていますが、それに隠れてというか、見えない現場の現場で、まさに命がけで働いていた人たちがいたのかと知って私は茫然自失としました。
私は当時中学生でしたから正直よく覚えていません。なのでfukushima50という言葉があることすらこの映画のタイトルで知りました。
なにより衝撃だったのは、TVや新聞で取り扱う大きさからしてどうしても政府や東電、被害状況、被災者たちに注目しがちですが、そんな中で原発の中で作業していた、している人たちに目を向けて取材して本にした原作者です。映画を観ている途中でそんなことを思いました。凄いことですよね。原作の作者は門田隆将というジャーナリストの方ですが、もの凄いですよね。本当に。
外から見て、情報が全部出たあとに、落ち着いて考えたらもっと良い解決策があったかもしれません。それは次に向けて大事なことですが、当時は皆必死だったんですよね。
それがよく伝わりました。
この映画がどういう意図で作られたのかはわかりませんが、あくまで現場の人たちは頑張っていたということです。東電自体を賞賛するのは違うと私は思います。
あとは別にどうでもいいんですが、セリフがちょっとクサイものがありました。本当にどうでもいいんですけど。ああセリフ読んでるって感じる場面が少しありました。
やはり演技は渡辺謙さん、良かったですね。私のブログでは「怒り」で出演されていましたが、さすがでした。
今、新型コロナウイルスが流行ってますけど、政府は必死にやっていませんね。
大震災の時、この政権でなくてよかったです。
本当に良い映画でした。
公開日の今日レイトショーで観てきたのですが、いつもより観客が多くて少し嬉しかったです。寝てる人いましたけど(笑)疲れてたんですね。
今回は「Fukushima 50」を紹介しました。