「新聞記者」 ☆8
ひたすら苦しい。
今回は日本アカデミー賞を受賞し、現在アンコール上映されている「新聞記者」を紹介します。
監督は、藤井道人。
主演は、シム・ウンギョンと松坂桃李。
あらすじ
シム・ウンギョン演じる東都新聞の吉岡は、FAXで会社に送られてきた資料を手に取る。それは内閣府の関わる大学新設計画書だった。
内閣情報調査室で働く松坂桃李演じる杉原は、自分のしている仕事に疑問を持ち始める。昔の上司である神崎の死と吉岡との関わりがさらにそれを加速させる。
感想
事前情報なしで観ました。
最初は望月衣塑子さん役をシム・ウンギョンさんが演じて記者会見の奮闘を描くのかなと思っていたんですが、結構違いました。
望月衣塑子さんは本人として少し出演していました。原案の「新聞記者」を以前読んだのですが、本当にすごい方ですね。負けないように私も頑張ります(笑)
この映画は簡単に言うと、首相のお友達優遇のために善意ある人たちが苦しむという内容です。全体を通してどよんとした暗い雰囲気に包まれています。なんで内閣情報調査室の建物はあんな暗いんですかね、実際あんな暗さなわけないですよね。馬鹿馬鹿しい演出だと感じました。事実ならごめんなさい。
気持ちの良い映画ではないんですよね、良いことがないんです。これはフィクションですが、大きくは実際に日本で起こっていることなんですよね。首相のお友達優遇や公文書改竄、加計学園、森友学園。今の腐った政権が行ったことですが、どれほどの善意が踏み躙られてきたんでしょうね。だからこの映画を観ていてフィクションですが、今の日本の現実を考えさせられました。
良い映画でした。
今回は「新聞記者」を紹介しました。
本当は昨日観に行く予定で、実際に映画館まで行ったのですが時間を1時間間違えていて、そのまま帰ってきました。1日遅れてしまいましたが、観れてよかったです。アンコールありがとう。
今年観た映画をまとめています。