「ウィッチ」 ☆7

 

 

狂気。

 

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今回は「ウィッチ」を紹介します。

 

監督は、ロバート・エガース。「ウィッチ」で長編映画を初監督し、高い評価を得ました。

役者は、アニャ・テイラー=ジョイ、ラルフ・アイネソンが出演しています。

 

あらすじ

舞台は17世紀のニューイングランド。敬虔なキリシタン一家は村を離れ、森の近くで生活を始める。

ある日アニャ・テイラー=ジョイ演じるトマシンが幼いサムの面倒を見ていると、一瞬目を離した隙にサムが消える。サムは見つからず、今度はトマシンの弟ケイレブが姿を消す。次第に家族はトマシンが魔女ではないかと疑い始める。

 

 

感想

映画を通して暗い世界観があり、最初は抵抗感があった上に、前情報なしで観たため舞台設定もわからず戸惑いました。

熱心なキリスト教徒だと分かり、どうやら本気で魔女を信じているようだと分かるまでに時間がかかりましたね。

熱心なキリスト教一家で、キリストも魔女も本気で信じてるってことを分かった上で観ればかなり楽しめると思います。

多くの日本人はキリスト教に馴染みがないですから、すっと物語を受け入れるのは難しいかもしれません。私もガチなやつだと理解したのは物語中盤でしたし、それまでは魔女についても何か仕掛けがあってやがて分かってくるだろうと思っていました。実際はガチの魔女でした。そういう世界なんですね。

偶然ですが、前回紹介した「ジェーン・ドゥの解剖」のジェーン・ドゥは17世紀イングランドの魔女でしたね。

ガチだと分かってもなかなか世界観に馴染めず終盤では、ここで終わらないでくれ、情報をくれ、と思いながら観てました。くれませんでした。終わっちゃいました。

ホラーとしては怖いという感情よりは、直感的にゾッとする場面がいくつかありました。忘れられないシーンになりそうです。

森ってズルいんですよね。美しくも見せられるし、恐ろしくも見せられる。

あとは、多分理由があると思うのですが、胸にポイントが与えられていました。胸が何かのメッセージ的な要素になってるんでしょうか。分かりませんが。

この世界観にすんなり入っていけるか、難しいかと思いますが、映画経験的に観て良い作品だと思います。良い映画体験でした。

ちなみに、若い魔女を演じたのはサラ・ステファンズです。 

 

今回は「ウィッチ」を紹介しました。

さあ次は何を見よう。