「ミッドナイト・イン・パリ」 ☆5

 

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今回は、「ミッドナイト・イン・パリ」を紹介します。

 

 

監督は、ウディ・アレン

ブルージャスミン

 

 

主演は、ギルを演じたオーウェン・ウィルソン

ワンダー 君は太陽」「エネミー・ライン

 

ギルの恋人イネスを、レイチェル・マクアダムス

きみに読む物語」「アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜」「スポットライト 世紀のスクープ

 

ガートルード・スタイン役では、キャシー・ベイツ

「リチャード・ジュエル」「しあわせの隠れ場所」

 

ピカソの愛人役で、マリオン・コティヤール

エディット・ピアフ愛の讃歌〜」「インセプション」「コンテイジョン

 

フィッツジェラルド役で、トム・ヒドルストン

マイティ・ソー」「アベンジャーズ

 

ヘミングウェイを演じたのは、コリー・ストール。

ファースト・マン

 

 

 

あらすじ

脚本家のギルは、小説家になるため憧れのパリへの移住を希望するも婚約者の

イネスは反対。小説を書こうとするもうまくいかない。そんな中、真夜中に通りを歩いていると12時を告げる鐘がなり、馬車が通る、馬車は彼の前で止まり、乗客が声をかけてくる。馬車に乗り込みたどり着いた先は、ギルの憧れていた1920年代であった。

 

 

 

感想

正直、古い時代が舞台の映画は好みじゃない。それっぽくみせるためか映像は綺麗じゃないし、音楽もうるさかったです。

小説が好きだから、ヘミングウェイフィッツジェラルドが出てきた時は興奮しました。それだけ。

内容は面白くなかったですね。

昔の時代に行って、恋してどうこうっていう、どうでもいい内容でした。

ギルは1920年代に憧れているんですが、そこで出会う女性は、さらに昔の時代に憧れていて、という。自分の憧れている時代に生きる人が、憧れの時代に来た自分ほどの興奮もなく、別に時代に憧れる。あの時代は良かったと現在に生きる人が言っていても、当時生きている人はそんなこと思ってないでしょう。どこの時代も人には苦労の歴史です。

とはいえ最後のシーンはとても好きでした。

良い終わり方だったと思います。

 

 

 

 

 

今回は、「ミッドナイト・イン・パリ」を紹介しました。

私の好みではなかったので、評価は低いですが、刺さる人には大当たりの作品だと思います。

 

 

 

 

今年観た映画をまとめています。

「パターソン」 ☆9

 

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今回は、「パターソン」を紹介します。

この映画、好みでした。

 

 

 

監督は、ジム・ジャームッシュ

 

主演は、アダム・ドライバー。バスの運転手パターソンを演じました。

スター・ウォーズ」「沈黙 -サイレンス-

 

パターソンの妻ローラを演じたのは、ゴルシフテ・ファラハニ。

ワールド・オブ・ライズ」「タイラー・レイク -命の奪還-」

 

 

 

 

あらすじ

ニュージャージー州パターソン市で、バスの運転手を務めるパターソンの日常を、月曜の朝から一週間を記録したもの。それだけ。

 

 

 

感想

あらすじの通り、ただ日常を撮っただけの映画で、事件という事件も起きません。ポツポツとイベントがあるくらい。

内容は薄いんですが、2時間あります。しかしまったく気になりません。落ち着いて、こころ穏やかに楽しめます。

こういう映画を探していました。何かがあるわけじゃない、でも心に残る。内容は違うんですが、鑑賞後残る感覚は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」に少し似ている気がします。内容も雰囲気は似てるかな。静かな、落ち着いた雰囲気です。

犬とポストは笑いました。

良い映画と出会えました。とても良かったです。

パターソンが歩くシーンがよく出てくるのですが、街並みがいいんです、特別綺麗なわけじゃない、だけど自分もそこを歩きたくなる。

 

 

 

今回は、「パターソン」を紹介しました。

 

 

 

 

 

今年観た映画をまとめています。

「ブレスラウの凶禍」 ☆8

 

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今回はNetflix作品、「ブレスラウの凶禍」を紹介します。

Netflixオリジナルは”普通”のイメージが強いのですが、今回は当たりでした。

 

 

 

監督は、パトリック・ヴェガ。

 

主演は、マウゴジャータ・コズホフスカ。

 

助演は、ダリア・ビダフスカ。

 

 

 

 

あらすじ

市中で猟奇殺人が発生、マウゴジャータ・コズホフスカ演じるヘレナは、捜査協力のために派遣されたダリア・ビダフスカ演じるイウォナと共に犯人を追う。どうやら犯人はある法則の元で殺人を行なっているようだが。

 

 

 

 

感想

海外のサスペンスクライムドラマを一本にしたような映画でした。

1時間半ほどの短い映画で、ドラマのような引き伸ばしもないので、面白い要素が詰まった映画です。

主人公が特徴的。娘を亡くした母親なのですが、序盤のシーンでの掴みが良かった。

牛革に包まれた大きな物体が見つかり、そこへ駆けつけるシーンで、よくあるのは野次馬を大声で追い払う場面ですが、彼女はボソボソと一言。野次馬が散っていくんですね。このシーンで彼女がどういうタイプの人間なのか分かります。同時にキャラクターとして彼女を好きになりました。一番良いシーンだと思います。

そしてイウォナです。彼女は途中から参加するので、馴染むのか疑問でしたが、彼女も魅力的です。そう思うように仕向けられているということになるんでしょうか。いかに彼女に、もちろんヘレナにも、好感を持ってもらえるかが要だと感じました。

人によってはグロテスクだと思う場面もあると思いますが、これくらいやってくれないと面白くないと思ってしまいましたね。

あとは分かりやすいというのも良いポイントです。

サスペンスだと設定にこだわってこだわって、結局観ている人にはあまりうまく伝えきれないか、複雑でよくわからないなんてこともあるんですが、この映画はシンプルとまではいきませんが、非常に分かりやすかったです。わかるように種明かし的な方法でやっています。仕掛けあり映画です。

 

 

 

 

今回は、「ブレスラウの凶禍」を紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

今年観た映画をまとめています。

「バーニング・オーシャン」 ☆6

 

 

弟が欲しいからノックしなかった

 

 

 

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今回は、「バーニング・オーシャン」を紹介します。

大好き、マーク・ウォールバーグ作品です。

2010年に起きたメキシコ湾での石油掘削施設での事故を扱った

 

監督は、ピーター・バーグ

「ハンコック」「バトルシップ」「ローン・サバイバー」「スペンサー・コンフィデンシャル」「パトリオット・デイ

 

 

主演は、大人気マーク・ウォールバーグ

「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」「トランスフォーマー/ロストエイジ」「トランスフォーマー/最後の騎士王」「パトリオット・デイ」「スペンサー・コンフィデンシャル」「ローン・サバイバー

ピーター・バーグとのタッグは多いですね。

 

 

カート・ラッセルジョン・マルコヴィッチジーナ・ロドリゲス。ディラン・オブライエン

 

 

あらすじ

マーク・ウォールバーグ演じるマイク・ウィリアムズはメキシコ湾にある石油掘削施設の作業員。作業の遅れから、安全確認を疎かにし、作業を強行しようとする上層部のせいで事故が起き、作業員たちは炎をあげる施設からの脱出を試みる。

 

 

 

感想

マーク・ウォールバーグは安定。

ありきたりですけどね、内容は。

災害から家族のもとへ戻るというもの。石油掘削施設に馴染みがないので用語が少しわからないものも出てくるんですが、重要ではないので問題ないです。

仕組みはよくわからないけど、こうなったらマズイんだなって分かります。

良かったのは迫力です。炎の迫力。

それくらいですね。状況を考えれば当たり前なのですが、画面が少し観ずらかったです。当然なんですが。

事実が基にされている映画なので、こういう事故があったのかと知る意味でも良い映画でした。期待せず片手間に観るのがいいかもしれません。

 

 

 

今回は、「バーニング・オーシャン」を紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

今年観た映画をまとめています。

 

 

「閉ざされた森」 ☆7

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今回は、「閉ざされた森」を紹介します。

 

 

監督は、ジョン・マクティアナン

プレデター」「ダイ・ハード

 

 

主演は、ジョン・トラボルタ

「サブウェイ 123 激突」「パルプ・フィクション

 

助演は、コニー・ニールセン

ワンダーウーマン」「ジャスティス・リーグ」「グラディエーター

 

サミュエル・L・ジャクソン

パルプ・フィクション」「ジャンパー」「ヒットマンズ・ボディガード」

 

ジョヴァンニ・リビシ

プライベート・ライアン」「アバター

 

ブライアン・ヴァン・ホルト。

テイ・ディグス。

ティモシー・デイリー。

ハリー・コニック・ジュニア。

 

 

 

 

あらすじ

部隊が訓練中に消息を断つ。帰還した隊員2人に話を聞くが辻褄が合わない。訓練中に何があったのか。

 

 

 

感想

仕掛けのある映画なので、あまり多くは書きませんが、思ったより仕掛けが重なって畳み掛けてくるので楽しめますよ。

1時間半程度の短い映画なのでサクッと観られます。

 

 

 

今回は、「閉ざされた森」を紹介しました。

「キャスト・アウェイ」 ☆6

 

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今回は、「キャスト・アウェイ」を紹介します。

 

 

監督は、ロバート・ゼメキス

バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ/一期一会」

 

主演は、トム・ハンクス

ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「キャプテン・フィリップス

 

 

 

あらすじ

トム・ハンクス演じるチャック・ノーランドが飛行機事故によって無人島に流れ着いてしまう。

 

 

 

感想

「127時間」を観ていた時にも少し感じたことなんですが、私はサバイバル系が苦手です。以前紹介した「ジャングル ギンズバーグ19日間の奇跡」のような動きのあるものならまだいいんですが、今回の「キャスト・アウェイ」のように無人島となると、することないんですよね。水とか食料とか寝る場所とかを確保して、とそんなところでしょう。結末は、助けが来るのか脱出するのか死ぬのか。最初と最後があれば良くて、途中のサバイバルに興味を持てないんです。何度も途中でやめようと思いましたが、一応ブログに記録しておきたかったので最後まで観ました。

この映画を観ていて考えが変わったことがあって、それはサバイバル映画には2種類あるということ。サバイバル部分が楽しめる映画とそうでない映画。サバイバル映画なんて最初と最後だけでいいわけですから、サバイバル部分は少しいれておけば物語としてシュッとするんです。しかしそれだと結末の盛り上がりが足りない。そのためにサバイバル部分を厚くして、結末に向けての布石を置くんです。結果的に良い映画でも、この布石が楽しめるものとそうでないものがあると思うんです。結末へのチャージとして正の力を貯めるか負の力を貯めるかみたいな。

それはともかくこの映画はつまらなかった。

負の力パターンのサバイバル映画でしたが、負の力が大き過ぎて、ダメでした。

サバイバル部分が退屈すぎて、結末に至っても離れた興味を十分戻すことができませんでした。

序盤と終盤は良かったんですが、終盤は中盤が足を引っ張って楽しめなかったという感想です。

評価が割と高い作品ではあるので、楽しめる人は多いと思います。

サバイバル部分を楽しめるかどうかがポイントです。

 

 

 

 

今回は、「キャスト・アウェイ」を紹介しました。

「グラン・トリノ」 ☆8

 

 

俺は嫌われ者だが

地球上で最高の女性と結婚

生涯で一番の幸せだった

 

 

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今回は、「グラン・トリノ」を紹介します。

ずっとどんな映画なのか気になってはいたんですが、なかなか観られず。今日ふと観る気になったので消化しました。

グラン・トリノは車の名前だって、それすら知りませんでした。

 

 

監督、主演は、クリント・イーストウッド。ウォルト・コワルスキーを演じました。

監督として有名な彼ですが、役者でもあるんです。

「リチャード・ジュエル」「15時17分、パリ行き」「インビクタス/負けざる者たち」「アメリカン・スナイパー」「ミスティック・リバー

私はクリント・イーストウッドといえば実話を基にした作品が多いというイメージなのですが、最近の作品に多いだけですかね。

 

彼の隣人タオを演じたのは、ビー・ヴァン。

その姉スーを、アーニー・ハー。

 

神父をクリストファー・カーリー。

 

ウォルトの行く床屋の親父を演じていたのは、ジョン・キャロル・リンチ

 

 

 

あらすじ

ウォルト・コワルスキーは妻を亡くし、家に1人+犬。息子や孫との関係はあまり良くなく、頑固で、所謂昔の人だ。フォードで長年働き、相棒はグラン・トリノ朝鮮戦争での記憶に苦しんでいる。ある日、アジア人が愛車のグラン・トリノを盗み来る。犯人は隣の家に住むモン族の少年タオだった。ウォルトは彼とその家族との関わりによって少しずつ心を開いていく。

 

 

 

感想

いつの間にか夢中になって観ていました。

最初は、観るのをやめようかなと少し考えたんですが、次第に引き込まれていきました。

1人になったウォルトが隣人との関係がだんだん深くなっていく様子がよくわかりました。中盤あたりにウォルトがタオに自分の愛車グラン・トリノを貸してやると言った時、彼はそう言った自分に気がづいていましたね。自分がそう言ったことに驚きと喜びを感じていました。一番好きなシーンでした。

終盤の神父とのやりとりもよかったです。序盤のやりとりが活きていて2人の距離感の詰め方が綺麗でした。

おそらく物語の始めと終わりでこの神父の印象が一番変わるんじゃないかなと思います。最初は鬱陶しいやつだったんですけどね。

一切書いていない要素があるのですが、その要素と合わせて序盤から終盤にかけてまっすぐ緊張感が高まっていきます。どう終わらせるのか、この結末にどういう感想を持つか。観終えたら考えてしまうかもしれません。

 

 

 

 

今回は、「グラン・トリノ」を紹介しました。

 

 

 

 

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