「キャスト・アウェイ」 ☆6
今回は、「キャスト・アウェイ」を紹介します。
監督は、ロバート・ゼメキス。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ/一期一会」
主演は、トム・ハンクス。
「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「キャプテン・フィリップス」
あらすじ
トム・ハンクス演じるチャック・ノーランドが飛行機事故によって無人島に流れ着いてしまう。
感想
「127時間」を観ていた時にも少し感じたことなんですが、私はサバイバル系が苦手です。以前紹介した「ジャングル ギンズバーグ19日間の奇跡」のような動きのあるものならまだいいんですが、今回の「キャスト・アウェイ」のように無人島となると、することないんですよね。水とか食料とか寝る場所とかを確保して、とそんなところでしょう。結末は、助けが来るのか脱出するのか死ぬのか。最初と最後があれば良くて、途中のサバイバルに興味を持てないんです。何度も途中でやめようと思いましたが、一応ブログに記録しておきたかったので最後まで観ました。
この映画を観ていて考えが変わったことがあって、それはサバイバル映画には2種類あるということ。サバイバル部分が楽しめる映画とそうでない映画。サバイバル映画なんて最初と最後だけでいいわけですから、サバイバル部分は少しいれておけば物語としてシュッとするんです。しかしそれだと結末の盛り上がりが足りない。そのためにサバイバル部分を厚くして、結末に向けての布石を置くんです。結果的に良い映画でも、この布石が楽しめるものとそうでないものがあると思うんです。結末へのチャージとして正の力を貯めるか負の力を貯めるかみたいな。
それはともかくこの映画はつまらなかった。
負の力パターンのサバイバル映画でしたが、負の力が大き過ぎて、ダメでした。
サバイバル部分が退屈すぎて、結末に至っても離れた興味を十分戻すことができませんでした。
序盤と終盤は良かったんですが、終盤は中盤が足を引っ張って楽しめなかったという感想です。
評価が割と高い作品ではあるので、楽しめる人は多いと思います。
サバイバル部分を楽しめるかどうかがポイントです。
今回は、「キャスト・アウェイ」を紹介しました。