「ブレスラウの凶禍」 ☆8

 

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今回はNetflix作品、「ブレスラウの凶禍」を紹介します。

Netflixオリジナルは”普通”のイメージが強いのですが、今回は当たりでした。

 

 

 

監督は、パトリック・ヴェガ。

 

主演は、マウゴジャータ・コズホフスカ。

 

助演は、ダリア・ビダフスカ。

 

 

 

 

あらすじ

市中で猟奇殺人が発生、マウゴジャータ・コズホフスカ演じるヘレナは、捜査協力のために派遣されたダリア・ビダフスカ演じるイウォナと共に犯人を追う。どうやら犯人はある法則の元で殺人を行なっているようだが。

 

 

 

 

感想

海外のサスペンスクライムドラマを一本にしたような映画でした。

1時間半ほどの短い映画で、ドラマのような引き伸ばしもないので、面白い要素が詰まった映画です。

主人公が特徴的。娘を亡くした母親なのですが、序盤のシーンでの掴みが良かった。

牛革に包まれた大きな物体が見つかり、そこへ駆けつけるシーンで、よくあるのは野次馬を大声で追い払う場面ですが、彼女はボソボソと一言。野次馬が散っていくんですね。このシーンで彼女がどういうタイプの人間なのか分かります。同時にキャラクターとして彼女を好きになりました。一番良いシーンだと思います。

そしてイウォナです。彼女は途中から参加するので、馴染むのか疑問でしたが、彼女も魅力的です。そう思うように仕向けられているということになるんでしょうか。いかに彼女に、もちろんヘレナにも、好感を持ってもらえるかが要だと感じました。

人によってはグロテスクだと思う場面もあると思いますが、これくらいやってくれないと面白くないと思ってしまいましたね。

あとは分かりやすいというのも良いポイントです。

サスペンスだと設定にこだわってこだわって、結局観ている人にはあまりうまく伝えきれないか、複雑でよくわからないなんてこともあるんですが、この映画はシンプルとまではいきませんが、非常に分かりやすかったです。わかるように種明かし的な方法でやっています。仕掛けあり映画です。

 

 

 

 

今回は、「ブレスラウの凶禍」を紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

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