はじまりへの旅 (おすすめ映画 評価4)

 

 

 

人間は、言葉より、行動で変わるのよ

 

 

世界にひとつしかない名前なんだ

変なの まじで変

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今回は、「はじまりへの旅」という映画を紹介します。

俳優として活動しているマット・ロスが監督、脚本を勤めました。

原題は「Captain Fantastic」 全然邦題と違いますね。

日本人に分かるように変えているそうですが、どこの層をターゲットにするかによって直訳、意訳を使い分けていたりするのでしょうか。

 

 

主演を演じたのはヴィゴ・モーテンセン。父親役のベンです。

ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役で有名ですね。

もちろん演技は素晴らしく、表情や仕草だけで感情が伝わってきます。

 

ベンの息子を演じたのはジョージ・マッケイです。個人的には一番好きなキャラクターでした。演技も良かったと思います。表情が好きでした。

 

 

物語は、ヴィゴ・モーテンセンの演じる父親のベンを中心に息子、娘の6人を合わせた7人が森で生活しています。母の死をきっかけに外に出ることになり、困難に直面するというもの。

 

 

この映画のテーマは家族愛と社会的圧迫だと思いました。

 

 

この映画の良いところは、森での生活と聞いて思い浮かぶ、文明vs非文明を描いたものではないというところです。

文明の良いところ、本や武器等は生活に活かされています。文明vs文明の一部、という構図が合っていると思います。文明の一部を利用する家族に対して、文明側の社会的な圧迫がみられます。全てを享受しなければ、普通ではないといったように。

この映画を観ていて、どれほど自分たちが文明、文化の発展の渦に巻き込まれ、本当に大切なこと以外に時間を費やしてしまうことが多いことか、強く考えさせられました。

 

演技や風景は美しく見応えがあります。

音楽は印象に残りませんでしたが、家族が行う演奏は魅力的でした。

 

 

 

 

 

 

 

以上、今回は「はじまりへの旅」を紹介しました。

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